カテゴリ:Vito III( 30 )

進物コーヒー選びと「珈琲」と「咖啡」

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札幌珈琲館の店長さんが進物のアドバイスをしています

当ブログで何度も登場した珈琲館ですが
実は「珈琲」という文字表記にはひそかに違和感を感じています

たとえば中国語でコーヒーはカーフェイと発音して
文字は「咖啡」であって「珈琲」ではありません

「珈」「琲」はともに玉偏ですから
本来の意味は飲み物とは異なります

「珈」は「か」と読んで
「婦人のかんざしにつける宝飾」の意ですし
「琲」は「はい」と読んで
「数珠状に貫き並べた真珠」の意です

だから中国ではコーヒーに「珈琲」は宛てません

中国では玉偏ではなく口偏を使っていますが
宝飾ではなく飲み物ですから口偏なのはもっともです

しかしなぜ「酒」や「泡」のように
サンズイにしなかったのかといいますと
そもそも「[サンズイ+加]=か」も「渄=ひ」もすでにあって
前者はとてもマイナーな川の名前 後者は古代の川の名前でした

それと 外来語や擬声語などには口偏をつけるのが習慣だからで
たとえばビールを「啤酒」=ピー・チウという「啤」などですね

ちなみに「咖哩=カーリー」がカレーで
「嗎啡=マーフェイ」がモルヒネです

というわけでコーヒーは
「咖啡」であるのが極めて自然なのです
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by zuoteng_jin | 2018-01-27 17:30 | Vito III | Comments(0)

雪中の枯れ紫陽花と辞書解説の修訂

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関東は大変な大雪だそうですが札幌は上のような感じです

紫陽花と言えばつい先日
植物学者・牧野富太郎の『植物知識』(講談社学術文庫1981年)を
読んでいて 下のような記述を目にしました

「この紫陽花は、中国人でもそれが何であるか、その実物を知って
いないほど不明な植物で、ただ中国の白楽天の詩集に、わずかに
その詩が載っているにすぎないものである」(カキツバタの条項中)

白楽天(白居易)の詩に文字通り「紫陽花」という題の作品があります

杭州のあるお寺の紫の花があまりに可憐だったので
「君に紫陽花の名をつけてやろう」とうたったのです

紫陽花という花名は白居易の創造だったわけですが
ほかの人が使ったかどうか調べてみました

孫引きは別として四庫全書という大叢書のなかで「紫陽花」が
ヒットするのは白居易の詩「紫陽花」のほかには 宋・周文璞の
詩「句曲山中只白雲」だけでした

つまり中国ではほとんど使われない花名です

そこで『漢辞海』の【紫陽花 シヨウカ/あじさい】の項目を次版から
以下のように修訂することにしました

カッコ内の新分類科名と[注]以下が加筆されることになります

「ユキノシタ科(新分類ではアジサイ科)の落葉低木。
初夏に薄紫の花を開き、土の成分によって、紫・淡紅色
に変わる。[注]日本固有種のアジサイに白居易が考え
出した「紫陽花」の文字をあてたのは『和名類聚抄』で
あるが、アジサイと白居易がその詩「紫陽花」において
命名した紫の花は別物で、後者が何であったかは不明。」

またひとつスッキリしました

【追記】白居易が紫陽花の言葉を創作したお寺は招賢寺といいますが
その跡地は西湖の湖畔にあって中国の寺廟紹介サイトに写真があります
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ああ 杭州には通算4ヶ月暮らしたので この道は何十回と通った道ですよ

今日調べてみるまで招賢寺跡だとは知りませんでした
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by zuoteng_jin | 2018-01-22 17:20 | Vito III | Comments(0)

決まらないランチメニューと院生の論文指導

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ランチは中華料理にしたようですがメニューがなかなか決まりません

ここには色んなコースがあって迷うのは我々も同じです

今日は後期14回目の大学院の論文指導がありました
(中国からの留学生です)

だいたいテーマが絞れなくてどういう研究資料を相手にすべきか
なかなか決まらないのが通例です

今年は「姓名と文化」をテーマにしたいと早くから決めた院生ですので
いっしょに読む資料の絞り込みが速やかでした

後期の授業を始める前に
姓名と文化に関する面白い本を読んだことがあるかと聞いたところ
そういう本はほとんど読んだことがないということだったのです

そこで開講当初のころは中国の歴史文化と姓名に関する中国語資料を読み
中ごろは日本の名字のあれこれについての日本語資料を読み
ここ4~5回はヨーロッパの名前と歴史文化に関する中国語資料を読みました

院生は名前と歴史文化の関わりがこんなに面白いとは思わなかった
そう言って毎回大変楽しみながら読み込みを進めています

この院生はあと1年かけて論文を書くわけですが
こうやって楽しみながら資料に向かっている限り
首尾よく完成させられるだろうと思っています


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by zuoteng_jin | 2018-01-18 18:01 | Vito III | Comments(0)

顔の見える野菜生産者とローライモノクロフィルムの現像

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スーパーでやっていた十勝池田町フェアです

町立ワイン城(1963年創業)の「十勝ワイン」で有名になった池田町ですが
ワイン以外にも色々な農産物があります

カボチャのコーナーではポスターの男性が販売してました

この方は池田町からのご連絡で石澤さんという方だそうです

農協青年部の部長さんが農協のホームページに
この時の感想を寄稿されていました

「自分の写真が貼ってあるなかでの販売は恥ずかしかったですが、
自分の作った甘九郎(南瓜)がどんどん売れていくこと、消費者の方
から「この南瓜ホクホクしてて、すっごく美味しい」などの声が聞ける
ことは本当に嬉しかった。味が美味しく、消費地から認められることは
すごい嬉しく、今後も美味しい農産物を生産して、消費者へ届けてい
きたいと思います。」

また機会があれば大谷地に来てほしいものです

こうして生産者の顔の見える野菜は
やはり安心安全が保証されているように感じます

我が家のお米も40年来の知人辻井農園さんのものに限っています

ところでこのモノクロフィルムは
まだ十分に使い慣れないローライRPX100です

現像してデジタルスキャンしたうえの濃淡の調整が
けっこうやりやすいです

この特性がデジタル化に際して大事なんです

現像そのものも使い慣れたフジのACROS100とほぼ同じ
コダックD-76の1対1希釈液 20度 11分が標準で
今回はそれでやりました

液温が18度や22度や24度の現像時間も
ACROS100と同じで構わないのだろうと思いますが
いずれ試してみようと思います
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by zuoteng_jin | 2017-12-21 18:00 | Vito III | Comments(0)

この秋開店のリペアショップと杖先スパイク

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10月にショッピングセンターの一角に開店したリペアショップです

もともとよく似た業態の合鍵屋さんがあったのですが
2月末に閉店しました

そのスペースに半年以上たってから このショップが開店しました

合鍵やバッグや靴の修理のほかに
積雪時には靴底の滑り止め加工が主な売り物になります

10月半ば過ぎにここを通りかかって
「この周辺には杖突老人が多いので
雪が降ったら杖先スパイクの需要が多いよ」
なんていう話をしたことがありました
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これは私が実際に装着しているスパイクです

この画像に見える金属パーツを右下に倒すと
石突の底にスパイクが装着されます

屋内では金属スパイクは滑ってしまいますから
左方向に跳ね上げて杖に添わせるようにすると安全です

ところで今日のお昼にリハビリウオークのために
この店舗前を通りかかると店員に呼び止められて礼を言われました

「スパイクのこと教えていただいてありがとうございました
おかげで 付けてほしいというお客さんがけっこう来ます
女の人だと自分で付けるのは難しいらしいですね」

「いやあそれは良かったですね
付けてくれるところがあると我々年寄りは安心ですよ」

そんな雪国ならではのやりとりを交わしました
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by zuoteng_jin | 2017-11-28 17:30 | Vito III | Comments(0)

笹の川大徳利と放射能対策とノーベル平和賞

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散歩でよく通りかかるお宅です

大変熱心に鉢植えを育てておられ
通りかかる我々を楽しませてくれますが
真ん中に大徳利が安置してありますね

笹の川酒造は福島県郡山市の酒蔵で
東北では珍しくウィスキーも蒸留するところだそうです

察するにこのお宅は郡山にご縁があるようです

この大徳利は容量 5.4L 販売価格(税込)は11,556 円で
HPによれば 相性の良い料理は
「カニクリームコロッケ、カキのグラタン、帆立貝のバター焼き、あんこう鍋など」
だそうです

それにしても郡山で酒の醸造というと 水と米が主役ですから
誰しもが放射能のことが気になるに違いありません

この酒蔵のHPの表紙にあるように
「放射能への安全対策の取り組み」というページを作成して
安全な水や米を使っていることをアピールしています

原子力発電はこの酒蔵には関係のないことですが
事故後はやはり出荷が落ちたということでした

これが言うところの風評被害ですが
顧客や酒蔵の方からいうならば
東電や原発推進政府からもたらされた実害にほかなりません

原子力は人間の能力では到底制御できない代物ですし
まして核兵器などはあってはならぬものです

今年のノーベル平和賞が
NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」に与えられたのは
大いに歓迎すべきことです
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by zuoteng_jin | 2017-10-07 17:30 | Vito III | Comments(0)

京都物産展と英国人作家のノーベル賞

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ショッピングセンターホールのイベントです

薄暗い光線状況でフルマニュアル撮影ですが
単独露出計に頼らずスマホアプリの露出計を使いました

けっこう使えるものですね 今後も活用したいと思います

カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞で沸いていますね

以下は facebook 友達のコメント欄に書き込んだことです

「 イシグロ氏は作家として考えると、まがいもなく英国人だと思いますね。
5歳で離日して、たとえ日本人の両親に育てられても、言語形成は
完全に英語でなされたはずです。

 コッポラ「地獄の黙示録」の原作「闇の奥」の作者ジョゼフ・コンラッドは
言語形成が終わる16歳までポーランドで育ち、ロシア語フランス語を学んだあと、
おそらく20歳過ぎから英語を習得して、35歳過ぎから英語で小説を書きました。
その後、イギリスに帰化して、英文学作家として生きましたが、
誰もポーランド作家とは言いません。
ワルシャワでもクラクフでも、コンラッドの影はみじんも感じられませんでした。

 コンラッドに較べたらイシグロ氏ははるかに英国人だと思います。
ですから私も、長崎市での取材は違和感がありました。
(そういう先行コメントがありました)」


それはそうとこの時期に湧いて出るハルキストという集団は
いい加減にゲンナリします
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by zuoteng_jin | 2017-10-06 16:03 | Vito III | Comments(0)

岸辺の枯葉とまだ咲き誇るコルチカム

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スノーシェド脇の小川の岸辺の草が枯れています

あちこちで枯木や枯草が目立つようになりました

しかし今なお枯れてなるものかと咲いている花もあります
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コルチカムという園芸種ですが
崖の上に咲いているので真上からしか撮れませんでした

秋に盛んに花咲くコルチカムですが
この原種イヌサフランは猛毒を持っているんですね

イヌサフランをギョウジャニンニクと間違えて食べた結果
死に至ったという事例がいくつかあります

園芸種のコルチカムもペットが口にするのは危険だと聞きます

きれいではあるけれど油断のならない花です
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by zuoteng_jin | 2017-10-05 17:57 | Vito III | Comments(0)

秋深まる

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窓の下の街路樹がだんだん黄葉してきました

下に降りて黄葉とマンションを撮るとこんな具合です
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右端のマンション上から三階目が我が家です

今日の日陰の気温は10度以下で
峠道には雪が降ったらしいですが
週末は少し回復するという予報です

寒暖を繰り返しながら一歩づつ冬に向かいますね

マンションから降りて二枚目写真の撮影ポイントに向かう道すがら
生け垣の紅葉もありました
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秋の紅葉は名所に出向かなくてもあちこちに見られます
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by zuoteng_jin | 2017-10-04 17:12 | Vito III | Comments(0)

近代美術館周辺の飲食店

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このフラワーバスケットはイタリア料理店の側面にあります

正面は画面左手の方にあってバルコニー風の入り口には
入店を待つお客さんが7~8人いました

下はカエルヤ珈琲店だそうですが
蛙屋だのかえる屋としないのがユニークです
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それはともかくこの建物はどう見ても戦前のもののようです

この日はゴッホ展にちなんだサービスをしていて入りはしませんでしたが
何でもない時にお邪魔して
この建物のことなどを聞いてみたい気がしました

私たちはゴッホの作品を見てから
地下鉄駅と美術館の間にあった蕎麦屋「一紗」でお昼をいただきました
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そばは更科系の細麺で「肉ぶっかけそば」というのが名物だといます
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ネットの飲食店紹介サイトから借りた画像ですが
ぶっかけたそば汁が温かい不思議な食感でした

大根おろしと梅肉が茹でた豚肉にからんで
私は気に入りましたので
近くにあるお店なら常連になりそうです
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by zuoteng_jin | 2017-10-03 18:15 | Vito III | Comments(0)