2018年 01月 29日 ( 1 )

夜具ケープと合羽

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靴下や肌着を主に扱うお店です

ショッピングセンターのリハビリウオークでは
回廊のような通路をグルグルと歩くのが習慣です

そこでこのお店のそばを通りますが
冬になってこのケープが目立ちました

寒い地方では蒲団に入っても肩がスースーしてしまいます

今ほど密閉度が高くなかった昔は 朝 目が覚めると
自分の吐いた息が蒲団襟に白い霜になってくっついたほどです

このケープを見て歩くたびにそんなことを思い出したりしました

ところで ケープはもちろん英語でcape ですが
ポルトガル語やオランダ語では capa で
これに漢字をあてたのが「合羽」です

西欧のケープが戦国時代に入ってきて
派手好みの信長らに愛用されたのは時代劇の衣装でおなじみです

それを油引きの紙 後に木綿で作って雨具にしたのが合羽です

合羽はですから18世紀中に使われ始めて
普及したのは19世紀初めごろかと思われます
(1807年「東海道中膝栗毛」第6篇に出てきます)

それまでの雨具は 傘のほかに蓑(みの)が普通で
蓑は平安初期の「伊勢物語」に出てきます

つまり日本におけるレインコートは長い間「蓑」で
せいぜいここ200年ぐらいが「合羽」というわけです

合羽からげて三度笠
股旅者がわらじを履くときに合羽を愛用するのは
新しいファッションを粋がってのことだったかも知れません
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使用機材→クリック
by zuoteng_jin | 2018-01-29 17:16 | Contax T2 | Comments(0)