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北星学園大学キャンパスと貴重図書の借り出し

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今日は図書の借り出しのために北星学園大学に出向きました

決して広大なキャンパスではないですが
ハルニレの樹間にベンチがあって 素敵な環境だと思いました

図書館で利用証を発行してもらい
田中菊雄『わたしの英語遍歴』を借りてきました

徒歩15分で図書館に行けるのは大変ありがたいです

語学文学に関していえば 勤務校はもとより
車で20分の北海道立図書館よりは利用しやすいです

田中は高校時代から愛用した『岩波英和辞典』の編者で
編者は三人連名ですがほとんど田中一人で作ったものです

辞典としては既に古くはなりましたが
オックスフォード英語辞典本位に記述されただけあって
ちょっとした歴史的な説明が今の辞典にはない情報をもたらします

それはともかく 田中は小樽在住の北炭社員の子供として生まれました

小学生のころにその父親が北炭をやめて事業に失敗し
貧乏な中で小学校の代用教員をしながら
寒い旭川の外れの村で眠らぬように暖房を使わず勉強した由です

旭川の古書店でセンチュリー英語大辞典12巻を1年間の月賦で買い
払い終わるまでご飯のおかずはタクアン漬けだけになったともいいます

二里離れたところに住むネイティブ夫人に教わりに通い
吹雪の中で意識を失って眠っていたところを
通りかかった馬そりに救われて一命を取り留めたなど
命をかけた苦学を続けたことで知られます

のちに呉中学・富山高等学校・山形大学・神奈川大学などで教壇に立ちました

北炭に関係する父を持つこと(もっとも私の父は社員ではなく鉱員です)
富山高校の後身の富山大学や神奈川大学で教員になったことは
実は私もその後塵を拝しています

したがって60年ほど前に刊行された田中の自伝
『わたしの英語遍歴』をじっくり読みたいとかねがね思っていました

ところがこの本の古書価格は安くて3万円
普通は5万円から 高いと10万円という高価なものです

これが北星学園にあるということで 今日やっと借り出してきました

ほとんど読まれた形跡のない本でしたから
多分私以外に通読されなかった模様です

全頁コピーして読もうかと楽しみです
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by zuoteng_jin | 2019-05-29 17:55 | RetinaIIIc Heligon | Comments(0)
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