公園のモクレンとギブソン破産と What's going on 再聴

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最寄りの公園のモクレンです
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青空に映えるモクレンはいつだって撮りたくなります
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むこうのかつて紹介したレンギョウといっしょにカメラに収まりました

マンションのモクレンもたくさんのつぼみが開花寸前ですので
咲いたら撮ってみようと思います

ところで ギターのギブソン社が危ないということは
年の初めごろから噂になっていましたが とうとう破綻だそうです

ブルースやR&Bやソウルミュージックにとって欠かせないギターでした

たまたま先日FMラジオで
マービン・ゲイの What's going on を聴いて懐かしくなり
CDラックからそのアルバム(2002年リマスター版)を抜き出して聴いていました

改めて聴くと 1971年にこういう社会問題をテーマにした歌が
全米で大ヒットしたというのがウソのような歌詞ですね

何しろベトナム戦争の真っ最中で
ベトナムから帰還した弟に聞いた悲惨な話がもとになっていたのです

「母よ 何とたくさんの涙を流したことか」
「弟よ それよりどれほどたくさんの友を死なせたことか」
「父よ これ以上のエスカレートはやめてくれ 戦争は答えにならないよ」

合いの手のように何度も Right on と繰り返されていますが
このフレーズは70年ごろからアメリカで流行り始めた由です

What's going on がそのきっかけだったか
あるいは当時の流行語をマービン・ゲイが取り込んだのか
非常に興味があります

アルバム7曲目には Right on というタイトルの
まことに優しい愛賛歌が収められていて
ちょうど帰宅の車の中で聴いていて 駐車場に着いたのですが
曲の終りまでそのまま聴き入ってしまいました

それはともかく Right on
文脈で色々な意味に使われるようですが プロテストの文脈で
70年安保世代の言葉ならさしずめ「異議なし!」ですね

しかし こういった内容の歌詞を歌うマービン・ゲイの歌声は
何ともソフトでメロウなんです

歌詞を読まずに聴いていた昔はラブソングかと思っていたほどです

What's going on のカバーで有名なのは
シンディ・ローパーです

彼女の大ヒットアルバム TRUE COLORS に収録されています

ついでにこれも聴いてみると 歌詞の内容には
シンディ・ローパーの歌唱の方がピッタリしているような気がします

しかし マービン・ゲイのあくまでもソフトでメロウな歌唱の方が
なぜか胸に迫ってくるのですね

こういうメロウなプロテストは日本のサヨクにはない感覚で
尖った声で「異議なし!」とコールするだけでは
なかなか人々の心には届かないのだと思いました
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BESSA R3A(2007年コシナ製)

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by zuoteng_jin | 2018-05-02 17:30 | Bessa R3A | Comments(2)
Commented by yumeo at 2018-05-02 20:50 x
こんにちは。"What's Going On"の話題ですね。この曲、大好き!何ともいえないゆったりとしたリズム。バックのコーラス、ストリングスが歌とくっいたり離れたりしながら、しまいには溶け合って融合して消えてしまう。たまりません。Spotifyで先生と同じアルバムを聴いてしまいましたw
実はこのオリジナルと同等に好きなバージョンがQuincy Jonesの"What's Going On ?"なのです。この10分を超えるバージョンは、クインシー得意のmellowでurbanなゴージャスサウンドですが、オリジナルの魅力を損ねない素晴らしいカバーだと思います。特にトゥーツ・シールマンスのハーモニカがとても印象に残ります。
シンディ・ローパーのバージョンもいいですね。聞いたことがなかっただけにとても新鮮。出だしのマザー♪で撃沈されました。思いの外、さらっと歌っているのが、逆に心に来ますね。オリジナルと同じ理屈でしょうかね。
Commented by zuoteng_jin at 2018-05-02 21:45
yumeoさん、情報満載のコメントありがとうございます。

Quincy Jonesとトゥーツ・シールマンスのハーモニカの演奏があるのは知りませんでした。どちらも好きですから、聴いてみます。

この曲の曲想からいえば、シンディのほうがドンピシャなんですよね。むしろストレートに伝わります。それにもかかわらずマーブン・ゲイのああいう歌唱とオーケストラアレンジ、世界がぐっと広がるような気がします。

そうやって色んな唄い方とアレンジに対応できるのは、やはり歌詞と曲の良さでしょうね。
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