人気ブログランキング |

カーブミラーと大槻文彦『言海』の見出し語表記のこと

c0182775_1649283.jpg

我が家の窓から遠くに見える資材センターです

歩くと15分程度の道のりですが この前はリハビリ散歩で時々通ります

柏倉(かしくら)建設という会社は
大きな建築物の型枠工事を主な業務にしているそうで
だからこそ型枠に使う資材の保管スペースが必要なんですね

本社も社員住宅もすぐ近くではないですが 近隣の区にあります

ちなみに横浜市には柏倉の読み方が違う
「かしわくら建設」という会社があります

漢字の読みは専門家の端くれの私でも
そのつど確認しないと分からないものです

秋までに『漢学と日本語』という本の原稿を書かなくてはならないので
今は和語・漢語・外来語の種別にまつわる話を調べています

その件で明治22年に完成した大槻文彦『言海』を
あちこちめくっていますが 辞書の工夫としては
恐ろしく先駆的だったと改めて感じます

見出し語の活字表記ですが
漢語起源の「がってん」(合点)は並字のひらがなで表記し
怪物の名「かっぱ」(河童)のような和語は太字のひらがなで表記し
スペイン語起源という外来語の「カッパ」(合羽)はカタカナで表記する
そういう書き分けをしています

今出ている国語辞書では新潮社系の辞書が
和語をひらがなで 漢語をカタカナで表記していて
たいへん重宝にしていますが
『言海』のように和語・漢語・外来語を書き分けているのは知りません

今の辞典は意味の記述に重点が置かれていますが
大槻文彦は意味記述よりも語源記述に情熱を燃やしたので
見出し語の出自の区別を明示したかったのに違いありません
c0182775_18101867.jpg




Retina IIIc(セレン露出計自己分解修理機)

c0182775_19383186.jpg

by zuoteng_jin | 2018-03-24 17:46 | RetinaIIIc Heligon | Comments(0)
<< 歩くスキーのシュプールと水餃子... 一年生の下校と小学生交通事故の... >>