巨大プラタナスと世界一クリスマスツリーの愚

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散歩コースのサイクリングロードわきに大きなプラタナスがあります

角度を変えて歩行者といっしょに撮ると巨大さがさらによく分かりますね
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先ごろこんなニュースが新聞やTVに載りました

「神戸港開港150年目を記念し、神戸市中央区のメリケンパークで17日、
「世界一のクリスマスツリー」の植樹式があった。ツリーは富山県氷見市の
山中で見つけた樹齢約150年の針葉樹アスナロ(高さ約30メートル超、
重さ約24トン)。阪神大震災の被災者への思いや復興への願いを込めて、
12月2~26日にライトアップされる。(毎日新聞2017年11月17日)」

主催者はギネスに世界一を登録するんだと意気込んだそうですが
ギネスブックというのも罪作りなしろものです
(あとで世界一にはなれないと判明したというお粗末さでもあります)

この企画はプラントハンターを名乗る植樹屋が行ったもので
コピーライターの糸井重里がバックアップしていたようです

しかしどうでしょうか

氷見市の山中(お寺の敷地だとも言います)に
150年間生きてきたアスナロを引き抜いて移植するのは感心しません

しかもこのツリーをイベント終了後に小さな木切れにして細工をし
一片3800円で販売するというのはどうでしょうか

震災復興にかこつけた阿漕ぎな商売ではないですか

この移植に関してはネット上で賛否両論渦巻きました

あきれたのは批判に対する糸井重里のtwitterです

「冷笑的な人たちは、たのしそうな人や、元気な人、希望を持っている人を見ると、
じぶんの低さのところまで引きずり降ろそうとする。じぶんは、そこまでのぼる方法を
持ってないからね」

いやはやこの他人を見下す姿勢
これがこの人の本質をよく示しています
(いつでも日の当たるスターに寄生して生きてきたのがこの人です)

もちろんこのtwitterには
まっとうな批判を冷笑とは何事かというリプも多く寄せられました

他人を見下す姿勢もさることながら
この企画を推進した人たちには
地球上の他の生物に対する配慮がないのが問題なのです

1995年の国連の報告では過去400年間に人間の活動がもとで
動物が500種弱 植物が650種弱が絶滅した由です
(「人間が知っていることすべての短い歴史(下)」 ちなみにこれは面白い本です)

人間という種は 原子の内部構造やその運動のことも本当は分からないのに
(これも「人間が知っていることすべての短い歴史(上)」)
原発や原爆をいじくって自滅の道を歩んでいます

我々がいずれ絶滅するからと言って
ほかの動植物の絶滅を促進してよい訳はないと思います

「手にとらで やはり野に置け 蓮華草」(滝野瓢水)
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Vitessa L
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by zuoteng_jin | 2017-11-23 17:02 | Vitessa L | Comments(0)
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