64年前の放射能レンズの描写

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1952年製のレンズを入手しました

沈胴ズミクロンはライカ IIIF の時代のレンズですから
それにつけてもいいのですが IIIF にはエルマー3.5がつけてあります

それでアダプターを介して BESSA R2A につけてみました

R2A のメーカーのコシナの注意書きには
自社製以外の沈胴レンズは故障の原因になるので
装着しても沈胴させるなとありました

確かに沈胴エルマーはシャッター幕を突いてしまうのでダメですが
沈胴ズミクロンは問題ありません

シャッターを開けっ放しにし
慎重に沈胴させて裏から内部を観察しましたが
十分余裕をもって沈胴可能でした
(もちろん自己責任ですから真似をする方も自己責任でお願いします)

レンズ性能ですがNEX-7に装着して
最近好評の現代デジタルレンズと撮り較べてみました

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上は価格comなどで神レンズと称される名玉ソニーE50mmです
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上はこのズミクロン50mm沈胴最初期型です

私は64年前のズミクロンの描写の方が立体的で好きです

1952年のズミクロンは正式発売前のプロトタイプのようです

しかも1951年1952年のズミクロンは
酸化トリウムを混ぜたガラスを使って屈折率を向上させました

トリウムは放射性物質ですから
トリウムレンズとかアトムレンズとか呼ばれます

ただそのトリウムガラスは経年で黄変してしまうので
1953年の正式発売からはトリウムはやめた由です

こんど入手したレンズも黄変しています

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上の試写でも黄変の影響が見られます

しかしカラーネガやモノクロフィルムなら問題にならないと思います

かなり期待できるレンズですが
厳冬期に外に持ち出すのは結露が怖いので
気温が2桁になったら外に持ち出すつもりです

あ 放射能は至近距離ならカウンターに反応しますが
5センチも離すと反応しない程度だそうですし
70年代の旭光学のタクマーレンズの方が放射能は強いそうです

それと愛用のコニカC35FDのヘキサノン38mm F1.8も
トリウムレンズだそうで
思い当たるほどの描写力ですし 若干黄変も見られます
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by zuoteng_jin | 2016-01-15 17:00 | NEX-7 | Comments(0)
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