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廃屋と廃坑

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ひと月ほど前に義母の四十九日で故郷に出かけて撮りました

明治以来の日本の産業エネルギーを支えた石炭ですが
エネルギー革命で 炭鉱の町は灯が消えました

この住友奔別炭鉱の閉山は1971年です

この立て坑跡は前に紹介したように
もはや炭鉱遺跡と称されるようになっています

しかしこの廃坑は原発と違って
至近距離まで近づいても害はありません
原発は廃炉になっても容易に近づけないでしょう

福島原発の海洋排水の放射能が何億ベクレルなどというのを聞くと
事故というよりは犯罪としか思えません

社長が責任をとって一ヶ月だけ10%減給だなんて
周囲に住めなくなった住民や 仕事にならない農民漁民に
恥ずかしくて言えたものではないと思います

by zuoteng_jin | 2013-07-27 21:13 | Mamiya645 Super | Comments(2)
Commented by たきた at 2013-07-28 15:31 x
時代ごとに産業構造が変わるのにしたがい、旬のエネルギー生産形態も変わり、数十年経てば廃れてゆくのが当然なのだと思います。

原発という方法を取り入れたことで、同時に生まれた、後代にかかる膨大な不安と労力に対する想像力が近視眼的な損得勘定で曇ってしまっているのが問題だと思います。

また、数十年、数百年規模の想像力を支えるに足る教養を涵養する教育がこれまでなされてこなかったということにも問題があるのだと思います。
Commented by zuoteng_jin at 2013-07-28 20:20
石炭産業の衰退は、地元でも仕方がないという感じでした。家庭用の暖房にしても、産炭地に暮らしながら石油を使っていましたからね。

原発の補助金漬けにされた大人たちはどうしょうもないですが、最近の若者たちにも、じゃあ江戸時代にもどるのかといったような欺瞞に簡単に乗っかる向きがあるのが心配です。おっしゃるように、想像力が大切かと思います。
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