枕頭書

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枕頭で昨日のご面会さんが差し入れてくれた本を読んでいます

ふだんこの手の本はいくらベストセラーでも 手にとりません
こういう状況でないと読むことがないかもしれません

この著者はこの本を書き始めたところで
分子生物学の研究を降りたのでしょうね

この本はサントリー学芸賞という脚光を浴びましたが
「社会風俗」部門での受賞です

その後の著者の売れ方を見ていると
分子生物学の世界で貢献できる仕事を
ちゃんとこなす時間はないと思われます
研究の最前線はそんなに甘いものではありません

出版ジャーナリズムは解説者とプレーヤーを区別せずに
分子生物学者の著書として持ち上げますが
本当はもと分子生物学者の解説者が書いた著書なはずです

それがわるいわけではありません
ただ 解説書ならジャーナリストが書いても同じです
ですからもと研究者である科学ジャーナリストの解説書として読むと
まあまあの出来だというのが途中まで読んだ感想です

イギリスやアメリカには 学者を名乗るのを止めて
ジャーナリストとして
歴史ものや科学ものの傑作を書き残す著者が少なくないです

要するに中身の面白さが問われるだけで
学者研究者の肩書きは問題にされません

研究者をとうの昔に放棄した筆者に
研究者の肩書きを名乗らせて売りつける
日本の出版ジャーナリズムは
胡散臭くていい加減にして欲しいです

本日のご面会様
付き合い半世紀を超える幼友達
研究上の高足
団地の先輩役員
大学の研究所職員

皆様ありがとうございました

by zuoteng_jin | 2012-11-19 20:27 | AQUOS IS17SH | Comments(2)
Commented at 2012-11-21 08:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by zuoteng_jin at 2012-11-21 16:08
はいありがとうございます。
理学療法の先生はリハビリ一週間にしては早い回復だと励ましてくれました。
この本の何が物足りないか、本日のエントリーに書きました。なかなか難しいものです。
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