鶏頭

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この鶏頭の向こうの道を歩いて書庫兼仕事場にかよっています

毒々しいまでに鮮やかな鶏頭です

鶏頭といえば 正岡子規の 「鶏頭の十四五本もありぬべし」 が
駄作か秀句かで かまびすしいことです

これは子規がもうすっかり身動きが出来なくなって
亡くなる二年ほど前の句会での作だとのことです

そうであるならば 単なる写生句以上の思いがあったはずです

あの句は 鶏頭のもつ燃えるような生命力への畏敬を詠んだと
私には思えます

私も 大手術で衰えた体力でこのそばを通ったころには
とてもこの鶏頭に向き合う力がわきませんでした

身体にすっかり自信がついたここ二三年
やっとこの鶏頭に向き合うことが出来てきたのです

見るたびに「鶏頭の十四五本も…」と口の中で転がしつつ
一日を死ぬか生きるかのきわで戦う子規が
鶏頭の圧倒的な生命力に思いを致す心境が理解できました

by zuoteng_jin | 2011-09-30 22:57 | DP2S | Comments(0)
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