人気ブログランキング | 話題のタグを見る

青葉茂れるころ

青葉茂れるころ_c0182775_09231706.jpg
もう一月も前 連休前後の川柳です

やはらかに柳青める北上の 岸辺目に見ゆ 泣けと如くに

啄木の歌が自ずと口を突いて出ます

スノーシェドをくぐって公園に出ると プラタナスと銀杏の大木があります
青葉茂れるころ_c0182775_09235231.jpg
プラタナスはまだ裸木ですが 銀杏はすでに青葉が茂っています

さらに歩いて上ると 新緑と猩々紅葉の赤の対比が目を引きました
青葉茂れるころ_c0182775_09233067.jpg
まさに青葉茂れるころですが
井上ひさしの青春小説『青葉茂れる』が出たころは
ちょうど修士論文の作成に重なって
とても読む余裕などはありませんでした

戦後間もなくのころの仙台の旧制高校が舞台で
関心が無くもないですが これからも読みそうにはないです

ただこの季節になると
「青葉茂れる」というフレーズだけは思い出すに違いありません


使用機材→クリック
# by zuoteng_jin | 2023-05-29 17:30 | Minolta HIMATIC F | Comments(0)

マンションのリュウキュウツツジとオダマキ

マンションのリュウキュウツツジとオダマキ_c0182775_08360956.jpg
マンションの庭はヤマツツジが枯れてリュウキュウツツジが花盛りです
マンションのリュウキュウツツジとオダマキ_c0182775_08361699.jpg
向こうが枯れかけたヤマツツジです

リュウキュウツツジ(琉球躑躅)というのは
中国から琉球を経由して入って来たという由来による名前らしいのですが
それは俗説であって不確かなんだそうです

園芸の世界には こんな風な由来命名法があるということは理解できます

ルーツの説明にもなり 市場の売りにもなるはずですからね

マンションで今咲いているものにオダマキ(苧環)があります
マンションのリュウキュウツツジとオダマキ_c0182775_08364400.jpg
これは機織りに使う糸玉=オダマキに似た形状に由来する名称ですから
よくある形状命名法によるものです

まぁ どんな方法で名づけられても いったん花の名前を覚えると
翌年のシーズンも 咲くのを楽しみにするものですね

名前を知るのは大事なことだと思います


使用機材→クリック
# by zuoteng_jin | 2023-05-28 17:30 | Olympus OM-4Ti | Comments(0)

平地に咲く高山植物のミヤマオダマキとエゾキスゲ

平地に咲く高山植物のミヤマオダマキとエゾキスゲ_c0182775_10350563.jpg
一昨日投稿した藤棚のかたわらにミヤマオダマキが咲いていました

最初は名前を知らなくて googleレンズで検索すると
ホタルブクロと出てきたので 馬鹿にするなと
スマホで撮影し直して再検索するとミヤマオダマキと答えたのでした

googleレンズ検索も 特徴をよく捉えた撮影でないと誤答してしまいます

ミヤマオダマキ(深山苧環)というぐらいですから高山植物の一種です

北海道は緯度が高いので 本来は高山にある草木が 平地の庭先で見られます
平地に咲く高山植物のミヤマオダマキとエゾキスゲ_c0182775_08300801.jpg
北星学園大学カバードウオークの法面のエゾキスゲも高山植物です

花とカバードウオークを一緒に撮るために 画面構成に無理が生じました
平地に咲く高山植物のミヤマオダマキとエゾキスゲ_c0182775_08300492.jpg
ここは陽当たりの関係でいち早く咲きますが
これからはこの周辺のあちこちに咲きます

エゾキスゲは5月末から10月初めまで札幌の夏を彩りますから
この開花を見ると 本格的な夏がやって来たなと感じます


使用機材→クリック
# by zuoteng_jin | 2023-05-27 17:30 | Olympus OM-4Ti | Comments(0)

買い物籠を取る老人と自作フィルムカッター

買い物籠を取る老人と自作フィルムカッター_c0182775_10170188.jpg
スーパーの入り口で買い物籠に手を伸ばすご同輩です

この近所にはこういう一人暮らしの老人が少なくないです

昨日 カラーネガフィルムについて書きましたが
モノクロネガはまだ手が出しやすいうえに 選択肢が十分あります

投稿画像のフィルムはローライRPX400ですが
RPXはISO100も400も100フィートの長尺をストックしています

あとは オリエンタルの New Seagull も比較的入手しやすいです
買い物籠を取る老人と自作フィルムカッター_c0182775_10174988.jpg
これは実はイギリスのイルフォードDELTA100のOEM製品なのです
買い物籠を取る老人と自作フィルムカッター_c0182775_10180373.jpg
性能に定評のある定番製品ですが1本1,300円です

ところが New Seagull は 何と1本780円で買えます
(かわうそ商店さんの10本組みで税込み7,800円)

2年前だと600円以下だったのですが
円安が進んで少し高くなりました

一度現像して投稿したことがありますが
非常に使い易いフィルムでした

ただ私の使い方で36枚撮りは多過ぎるので
24枚撮りが欲しいのですが 製品としては用意されていません

これまではダークバッグの中で 半分撮った分を
カメラから切り出して現像していましたが
カメラに入れる前に半分の長さにカットしてあれば便利です

そこで 部品取りジャンクカメラを利用して フィルムカッターを作りました
買い物籠を取る老人と自作フィルムカッター_c0182775_10173309.jpg
レンズユニットを外したボディの巻き取り軸周りに
ゴム引きのシャッター布幕を取り付けて遮光できるようにしただけです

シャッター布幕はかつて修理教室に通ったころに
いつか使うことがあるかと買っておいたものです

このカッターの使い方は フィルムを装填し 裏蓋を閉じて18コマ巻き上げます

そこで裏蓋をあけて鋏でフィルムを切りますが
巻き上げ軸に巻き取られた部分は 遮光幕で保護されているので感光しません
(実際には画像よりも覆う範囲は広くなっています)

半分残ったパトローネ(フィルム缶)を18枚撮りとして取り出します

次に 新しいパトローネを装填し パトローネから出ているベロに
巻き上げた方のフィルムの切り口をガムテープでくっつけます

最後に裏蓋を閉じて 巻き戻しレバーを回し
パトローネの中にすべて巻かれた手応えを得たら 裏蓋をあけて取り出します

これを使うとダークバッグでやるよりも確実にカットできます

DELTA100を格安で買って
好みの18枚撮りに出来ると思えば上々のツールです

もちろん カラーネガフィルムでも同様に使えますから
フィルム活用の幅が広がることが期待できます


使用機材→クリック
# by zuoteng_jin | 2023-05-26 17:30 | Minox 35GT-E Ⅱ | Comments(0)

スズランと13年来の常用カラーフィルム

スズランと13年来の常用カラーフィルム_c0182775_09373655.jpg
日曜日のリハビリ散歩で道端に見かけたスズランです

さらに歩いて行くと見事な藤棚のお宅があります
スズランと13年来の常用カラーフィルム_c0182775_12433578.jpg
この時期 フジが咲くのは知っていますので
ここを目途に歩いてきました

こういう花はやはりカラーで撮りたくなりますが
最近のカラーフィルムの高騰には驚倒するほどです

ヨドバシで調べると 1本1,500円から2,000円がふつうで
そもそも製品が無くなってきました

いま使っているカラーネガフィルムは
フジカラー業務用(記録用とも)で24枚撮り1本が230円です

もちろんこれはもう入手不可能になりました

このブログを開設した13年ほど前の常用フィルムは
DNP CENTURIA 200 というもので
ブログ画面の右にある「タグ」欄下部に見えています

DNP というのは大日本印刷のことです

大日本印刷でも コニカをOEMとしてフィルムを低価格で提供しており
フィルムユーザーにとってはまだまだ良い時代でした

もちろん すでにデジカメの時代になっていて
こういう格安フィルムはなくなってしまいました

そのころやはり常用していたのがコダックの Portra 160 ですが
これだって高いと感じるほどの価格ではありませんでした

10年前に札幌に来て 近所のキタムラで投げ売りにしていたのが
コダック Gold 200 で1本 198円です

これを5年ほど常用して その後5年間がフジカラー業務用です

さあ これの手持ち60本ほどが無くなったらどうするか
まったく目途が立っていません

モノクロはドイツ製やチェコ製の比較的安価なものが入手できますから
カラーネガも東欧に期待していますが さてどうなりますやら


使用機材→クリック
# by zuoteng_jin | 2023-05-25 17:30 | Olympus OM-4Ti | Comments(0)