カテゴリ:NEX-7( 268 )

VITO III の愉快な操作

c0182775_1452227.jpg

今日は1950年製蛇腹カメラ VITO III の操作を書きます

前蓋を開けてレンズを引き出す必要がありますが
蓋には指かけがありません

底面のプレート右にあるボッチを押すと蓋が開きます
c0182775_1493137.jpg

ボッチを押すと丸い距離計窓の下の爪が左にずれて
前蓋が外れる仕組みです

フィルムを入れますがそれはごく普通の操作で済みます
c0182775_14211183.jpg

日本のカメラと違って遮光スポンジは使ってないので
経年加水分解によるトラブルはありません

フィルムを入れてから 古いカメラは
自分でフィルムカウンターをリセットします

たとえばライカは巻き上げ軸の外周にあるリングのボッチを押さえて回し
数値を初期化するわけです
c0182775_1418349.jpg

VITO の場合は巻き上げ軸の下に数値を刻んだリングが見えます
c0182775_14232528.jpg

ところがライカのようなリングを回すボッチがありません
手でこすっても到底動くものではありませんでした

押してもダメなら引いてみな 巻き上げ軸を上に引っ張り上げました
c0182775_14475488.jpg

カウンターリングの上側にギザギザが刻んであるので
ここに指をかけてリングを回し
数値をリセットしてやるのでした

ファインダーをのぞきながら二重像合致でピントを合わせますが
ふつうはピント調節のリングやレバーはレンズの周囲にあります

フォクトレンダーのカメラはそうはいきません
c0182775_14363143.jpg

画面右上のリングは普通はフィルム巻き戻しですね
しかしこのカメラはこのリングがピント合わせなんです

それを回すと
レンズ下部の前蓋裏の左右にあるレールをたどって
レンズが前後してピントを合わせるのです

むかし学級写真などを撮ってもらった蛇腹暗箱のような塩梅で
カメラのいかにも原始的な動きを見ると感動します
c0182775_1450721.jpg

距離計指標はふつうレンズ周りにあるものですが
これは距離リングの下にあり こんなのは初めて見ました
c0182775_14544133.jpg

レンズの周囲にシャッター機構があります(通称レンズシャッター)

まずシャッタースピードリングを回して速度を決めます(三角マークに合わせる)

次にシャッターが切れるようにレバーでチャージしますが
レバーが上の写真の位置にあるものを右回りに回転させて下の写真の位置にします
c0182775_152971.jpg

500分の1秒以外の速度の場合は先にチャージしてもかまいませんが
500分の1秒にかぎり速度のセットをしてからチャージしないといけません

絞りはシャッターチャージレバーのさらに本体側にあるリングで合わせます

最後にフィルム巻き上げリングを回転させてシャッターボタンを押します

シャッターが切れるとシャッターチャージレバーは元の位置に戻ります

フィルムを撮り終えると巻き戻しですが
この機種は巻き戻し軸がピント調節リングになっていました

しかしそのリングをよく見ると下のようになっていて
気になる「←」とボッチがあります
c0182775_15303093.jpg

そこでボッチを矢印の方向にずらすとレバーが立ち上がりました
c0182775_15331031.jpg

この半円形レバーが巻き戻しハンドルなのでした

最後はレンズの下部の格納レバーを抑えながら
蓋を閉めると折り畳みができます

いやはやどこをとっても面白い機構が満載です

搭載レンズは戦後すぐの銘玉 Ultron 50mm F2 で
ボケ味の滑らかさはこれまで使ったレンズのうちでも最上級のものでした

ただし先行ユーザーの誰かが シャッターチャージをしてから
速度を500分の1秒にセットするというタブーを犯したので
シャッターが不調です

まあコンパー・ラピッドという古典中の古典シャッターで
修理業者に頼めばちゃんと治りますからオーバーホールしてもらいます

相場の半値以下で落札したので
オーバーホールは織り込み済みです
c0182775_1894787.jpg
by zuoteng_jin | 2017-05-28 16:52 | NEX-7 | Comments(0)

エゾムラサキと忘れな草と恩師の没後一年

c0182775_17315328.jpg

マンションの法面です

出勤時など車でこの花を見ながら道路に出ます

5~6mmの小さな紫色の花はエゾムラサキです
c0182775_17353335.jpg

エゾムラサキはワスレナグサ属の花で
外来園芸種の忘れな草と見分けがつかないほど似ています

茎が立ち上がり 萼片が深く切れ込むのがエゾムラサキらしいです

ちなみに忘れな草の名前はギリシャローマ神話にちなむかと思ったら
そうではなくて中世ドイツの民話にちなむんですね

明日は大学大学院の恩師が亡くなってちょうど一年です

昨年はちょうど一日前に良性腫瘍の切除手術を受けたばかりで
ご葬儀に参列することはかないませんでした

そういうこともあって今日は奥様宛てに玉串料をお送りしました

改めてご冥福を祈りたいと思います
c0182775_1894787.jpg
by zuoteng_jin | 2017-05-27 17:51 | NEX-7 | Comments(0)

マンションのライラックとレストラン・ローリエのオムレツ

c0182775_17224644.jpg

マンションの中に数本のライラックがあります

濃い色の花弁は開花すると淡いピンクになるのですが
この段階が最も甘い香りを発します

3日間連続出勤した後の金曜日は
どうしても身体が強張ってくたくたに疲れています

せめて美味しいランチをという訳で
先日初めて行ったレストラン・ローリエを再訪しました

13時半に着いたのですが客は終始我々だけでした

コーンクリームスープや有頭エビフライやオムレツやビーフクリームコロッケ
などをいただいてきましたが
オムレツが主菜として見事な充実感を味わわせてくれました

大げさのようですが外でいただくオムレツとしては最上です

レジのそばの壁に帝国ホテルのコック長として名高い
村上信夫さんの店主を励ます色紙が飾ってありました

オムレツが極上に美味いのは
村上シェフの薫陶を受けたゆえだと納得したことです
c0182775_1894787.jpg
by zuoteng_jin | 2017-05-26 17:49 | NEX-7 | Comments(0)

夕照と脳外科定期検診と今年の漢字という愚挙

c0182775_16141137.jpg

日没前の窓外です

大雪は一息ついて 戸建て住宅の西側に夕日が照っています

遠くの山は恵庭岳ですね

今週週末は東京出張があるので 今日の晴れ間を幸い
脳外科の定期診断に行ってきました

待合室で何と昨日ちょっと書いた焼肉屋のご店主に会いました

もと北海高校の野球部員だったほどのスポーツマンですが
7年前の未明にトイレに起きた後に脳出血に見舞われ
歩いても7~8分のこの脳外科に救急車で運ばれたそうです

左の足首が今でも動かないほど後遺症は重かったらしいですが
動かなかった左手も懸命なリハビリの成果があって
肉を切るのが可能になったそうです

待合室ではお互いに 仕事をすることが最高の薬ですねと
深く意気投合したことでした


ところで今年の漢字というのが「金」となった由ですが
一年を漢字一字で表すなんて馬鹿馬鹿しいことは
いい加減にしたらどうかと思っています

マスコミがいかにももっともらしく取り上げるのが常ですが
こんなに社会を単純化して見せるのは 愚民化も甚だしいです

こういうのも社会の同調圧力の肥大化に力を貸すことになるので
いつも嫌~なイベントだと思っています

かつて日本を代表する低能首相が
今年を一字で表すと? と聞かれて「責任です」と
真顔で答えたことがありましたね

一字も二字も区別できない首相です
c0182775_20123413.jpg
by zuoteng_jin | 2016-12-12 17:11 | NEX-7 | Comments(2)

札幌の大雪と首都大学東京の失敗

c0182775_14415025.jpg

今日の札幌は大雪です

ベランダから向こうの高速道路を見ると
通行止めになって除雪車だけが通って行きます

四五日前に 母校であり かつ元の勤務校だった東京都立大学から
同窓会報が送られてきました

東京都立大学は11年前に大改革があって
首都大学東京という名の別物に変わりました

それは都立大学で三年以上かけて練り上げた改革案を
慎太郎が一夜に握り潰し
取り巻きだけで作った案を強引に押し付けたものでした

人文学部・法学部・経済学部・理学部を都市教養学部としてくくり
取り巻きが旗を振った工学部は もとの技術短大を巻き込み
大々的に拡張されました

ひいき目を差し引いても人文学部・法学部・経済学部・理学部が
都立大学の看板で 学界の評価はゆるぎないものがありました

それらを学部の理念も何もないものに貶めたのです
それに耐え切れず 私は辞職しました

その後の経過は劣化の一途でしかありませんでした

それで今度の同窓会報を読むと平成三十年から
都市教養学部をもとの人文学部・法学部・経済学部・理学部に戻すというのです!

慎太郎の強権発動で改革した大学は
十年で失敗したことが明確になったということです

世間では首都銀行東京の失政がよく話題になりますが
大学潰しの失政も慎太郎の罪だと思います

しかしこの十年で失ったものは この先五十年かけても
戻るかどうかだと 私は思っています
c0182775_20123413.jpg
by zuoteng_jin | 2016-12-10 17:38 | NEX-7 | Comments(0)

ボタン雪と11月3日の意味

c0182775_170517.jpg

お昼前の窓の外です

こういうボタン雪の場合は気温がそう低くはないので
そのうちに雨に変わるだろうと思っていましたが
案の定 夕方には小雨になりました

文化の日はもともと現在の日本国憲法公布の日です
(下は国立公文書館の公開資料である公布の詔勅)
c0182775_1813798.jpg

憲法記念日があってこの文化の日があるので
現行憲法を制定したときの国民精神の在り方がしのばれます

70年経って その憲法を無視し
国内法よりもはるかに制約力のあるグローバル投資企業優先法案を
強引に国会採決しようとする売国政権が出来上がるとは
当時の国民には思いもよらなかったと思います

ところで毎年恒例のタイヤ交換ですが
明日ディーラー工場に車検修理の車庫入れをおこない
ついでにやってもらう予定です

なんとか積雪には間に合いそうですね
c0182775_18101867.jpg

使用機材→クリック
by zuoteng_jin | 2016-11-03 17:34 | NEX-7 | Comments(0)

おうちであったかお鍋キャンペーンと血液検査結果とTPP

c0182775_17523032.jpg

冷え込んできてこのキャンペーンに心が動きます

昨日 留学生が育てたお米「おぼろづき」の試食をしましたが
昔の道産米よりははるかに美味しいものでした

ただ甘さ控えめの品種なので
普段いただいている辻井農園のお米の旨さの再認識にもなりました

今週末の天候が怪しいので予定を切り上げて
今日は脳外科に行って薬をもらってきました

その際に二か月前の前回診察時に
採血して検査した結果を受け取りました

いつも引っかかったりクリアしたり怪しい数値になるのが
コレステロール値と血中脂肪で
脳血管障害にとっては鍵になるものです

今回はこれらが見事に基準値内で 心配する所見は皆無でした

この調子を保つために野菜中心の食事を続けるべきですが
野菜の高騰が続いています

もっとも それよりはるかに気になるのは TPP で
薬代負担が耐え難いほどに増えそうなことです
(製薬会社と保険会社のグローバル企業が関税障壁だと提訴
→ 薬価高騰と健康保険不適用)

しかしそれをニュースにすると
その報道機関に官邸界隈からチクチク来るので
ほとんど小池劇場に明け暮れる状況では
情けないのを通り越します
c0182775_18101867.jpg

使用機材→クリック
by zuoteng_jin | 2016-11-02 18:26 | NEX-7 | Comments(0)

日本ハム日本一の翌日とスポーツの醍醐味と利権五輪

c0182775_16511414.jpg

昨日の日本ハムファイターズ優勝記念セールです

とは言ってもこれは日本ハムの会社のセールではなく
地元のスーパーのセールですから
ま 道民の気持ち程度と言ったところです

5割引きではないですよ
5%割引ですからお間違いなく

それはともかく今日の朝刊は下のような紙面でした
c0182775_1793952.jpg

スポーツのこういう醍醐味は
やはりかけがえのない味わいであって
利権まみれのオリンピックなんて
アスリートやスポーツマンに対する冒涜だとつくづく思います

スポーツを心から楽しむ立場で言うと
今回の東京五輪は返上したいと考えますね
c0182775_18101867.jpg

使用機材→クリック
by zuoteng_jin | 2016-10-30 17:28 | NEX-7 | Comments(0)

道端の菊とボブ・ディラン全詩集

c0182775_1650495.jpg

リハビリ散歩の道端です

黄色い菊の花は図鑑のようにクローズアップするのはまだしも
路傍の菊は思ったより撮影が難しいです

直射日光が当たるとたいてい花弁が適正な露出になりませんが
昨日は曇天なので何とかなりました

ボブ・ディランがノーベル文学賞を受けると表明したそうです

c0182775_1652386.jpg

この詩集は1974年初版で 私が買ったのは1977年でした

職場の書架に置いてあったのですが
受賞のニュースを聞いて自宅に持ってきました

全詩集といっても初期の10年間の詩を集めたものです
その後の詩も収録した新しい詩集はいくつかありますね

この中にはレコードになったもの以外の詩も
けっこう収められていますが 訳者あとがきによれば
やはりレコード化された詩のほうが出来が良いとのことです

フォークソングと華やかな受章は
確かにちょっとそぐわないなぁ という感じはありますが
詩自体は文学賞で顕彰されるに値すると思います

ビートルズのストレートで分かりやすい歌詞に較べると
ボブ・ディランの歌詞は屈折や当てこすりが多くて
決して分かりやすくはありません

しかしそういう屈折や当てこすりが
イーグルスの歌詞にも影響を与えたんだろうなと思いながら
少しずつ再読しています
c0182775_18101867.jpg

使用機材→クリック
by zuoteng_jin | 2016-10-29 17:25 | NEX-7 | Comments(0)

北風とナナカマドと先日の初雪

c0182775_16403416.jpg

お昼にそばを食べに出たら風が冷たかったです

蕎麦屋さんの前のナナカマドが風に震えていました

ヤシカエレクトロ35から取り出して
改造してもらったレンズを初めてデジカメに装着してみました

先日の OM-1 の修理後の画像を撮ったら
やはりデジタル専用レンズよりも立体感が優れていたからです

ただ 久しぶりのデジカメのマニュアルフォーカスは
どうしても後ピンになってしまうので練習が必要です

脳出血前は左手のマニュアル操作はなんでもなかったのですが
マヒが残るとやりにくいのは仕方ありません

それにしても風が冷たい

ということで21日の初雪写真を掲げます

c0182775_1649655.jpg

わざと踏み石を避けて足跡をつけたくなる気持ち
とってもよく分かります

ついでに20数年間人知れず時を刻んできたデータバックを
また装着しておきました

こういう記録写真には日付が分かるとありがたいです
c0182775_18101867.jpg

使用機材→クリック
by zuoteng_jin | 2016-10-24 17:30 | NEX-7 | Comments(2)