2017年 04月 01日 ( 1 )

ごみを捨てる人と「忖度」の語義

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雪が無くなってごみステーションも使い易くなったはずです

この写真とは関係のない話題ですが
このごろ「忖度」という言葉が飛び交っています

森友学園籠池元理事長が海外記者協会でこの言葉を使ったところ
外国人の通訳が対訳語を見つけられず ちょっと日本人記者に確認して
「read between the lines = 行間を読む」と訳していました

もちろん「忖度」は日本語特有ではなく中国の古い言葉です

最古の使用例は紀元前500年までに成立した詩集
『詩経』の「巧言」という作品の中です

「巧言」は『論語』にも「巧言令色 鮮矣仁 = お世辞やへつらい顔には
仁徳はめったにないものだ」と出てきますが
これも『詩経』の方が古い用例です

『詩経』には「巧言如簧 顔之厚矣 = お世辞が笛の音のように出てくるのは
厚顔無恥というものだ」と出てきます

「巧言」という詩の内容は お世辞の背後にひそむ悪巧みを憎むものです

その中に「他人有心 予忖度之 = 他人に良くない心があれば
私はそれを簡単に推察できる」という使い方がされています

つまり「邪心を無言のうちに見破る」というのが「忖度」の原義ですね

今の日本での使い方は「依頼を無言のうちに先取りする」意になっています

いやむしろ「邪心を無言のうちに先取りする」というほうが
汚職現場の「忖度」の語釈としてふさわしいでしょうか
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使用機材→クリック
by zuoteng_jin | 2017-04-01 17:41 | Minolta HIMATIC E | Comments(0)