北星学園大と藻岩山と国産中判蛇腹名機Pearl

c0182775_15411246.jpg

12月3日の我が家の窓外です

今日の午後は激しい降雪のために景色は見えませんでした

撮影機材は国産中判蛇腹カメラの名機Pearl
その第三世代 Pearl III です
(ストロボが使える1957年の後期モデル)

やはり中判フィルム(41.5mm×56mm)だけあって
画像の情報量が豊富です

高級なミラーレスデジタル一眼カメラの撮像素子APS-Cの
約6倍のフィルム面積があるのです

iPhone搭載の撮像素子の86倍になります
(逆に言うと中判フィルムの86分の1のサイズでiPhoneは良く写りますね)

ヤフオク落札価格は相場の半額以下でしたが
落下事故品だったようで レンズが
フィルム面と平行にならないものでした
c0182775_1552414.jpg

このままで試写するとピントが片ボケになります
c0182775_15585862.jpg

上部はピントが合っていますが下部はピンボケです

8月末に浅草のクラカメ修理店に修理依頼したところ
ダメな部品をはずして
程度の良い中古機材から取り外した部品を本機に移植して
50年前の機材が10年ほど前の機材のようによみがえりました
c0182775_1692048.jpg

前蓋の開閉操作とレンズの平行をキープするタスキ
(細い板状の金属パーツですが 変形していました)

早晩光漏れがしそうな蛇腹
(これは新品に交換です)

不調だった底部の自動巻き止め付き巻き上げ機構
(第一世代と第二世代はカメラ背面の小窓から
フィルム裏紙のナンバーを見て巻き上げをとめる方式です)

距離計の見え方に影響する反射ミラー
(新品交換で二重像が鮮明になりました)

これらを移植換装したうえで
ほかの各部の分解調整をしてもらいました

3枚目の画像と同じところを修理後の本機で撮ると以下のような塩梅です
c0182775_16361413.jpg

50年前のカメラの部品を調達してくれるなんて
めったにない修理店です

中判フィルムを使いながら 本機は畳むと
横12cm×縦10.5cm×厚さ4cmという
ポケットにすら入るコンパクトサイズになります

今年は蛇腹カメラを主に使ってきましたが
これも間違いなく愛機になりそうです

by zuoteng_jin | 2017-12-08 17:30 | Pearl III | Comments(3)
Commented by yumeo at 2017-12-08 18:56 x
1枚目と2枚目の差にびっくり。そのコンパクト性。素晴らしいカメラですね。直せるものであることがさらに素晴らしいです。古いカメラはオークションとか中古屋さんとか出てますが、価格はだいたいそのようなものなんでしょうね?買うコツは何かあるのでしょうか?
Commented by zuoteng_jin at 2017-12-08 20:01
yumeoさんコメントありがとうございます。こういうカメラは中古屋さんかオークションですが、どっちにしてもリスク覚悟で手を出さざるを得ません。
状態が良いというふれこみでも、必ず一度オーバーホールするのが前提です。百歩譲っても「OH済み」というコメント付きがGOサインの条件です。
コツは、そうですね泣く泣く授業料を払って苦い経験を積むことでしょうか(笑)
やはり往年の銘機で、市場に多く流布した機種だと中古部品が残っているので、修理が効きます。
何よりも大事なことは、信頼できる修理屋さんと懇意になることです。私の場合、浅草の「ハヤタ・カメララボ」さんとは8~9年のお付き合いで、今年もオーバーホール三件お願いしましたが(VITO III、VETESSA L、Pearl III)、いずれも快調です。
Commented by yumeo at 2017-12-08 20:13 x
返答ありがとうございます。やはり、そのようなものなのですね。安さは論外ですね。そんな気もしてました。心していきたいと思いますww
<< 冬のパークゴルファーと公務員の... ヤチダモがまとった地衣と我々の... >>