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花神廟の落書き

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キャンパス内にレンガ製の花神廟というものがあります

三四歩ほどで突き抜けられるようなトンネル構造ですが
そこにはおびただしい学生の落書きがありました

李賀なんていう有名な唐代詩人の名があったので
おやおやと思って近寄りました

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祝我考上北大! これは牛与青なる受験生が書きつけた
北京大に合格しますように! という願いです

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これは恋に破れた学生でしょうか

「未名湖畔に 見ること分暁なり
相い思うこと一夜なれども 情 多少ぞ」

だいたいの意味は
「未名湖畔で はっきり訳が分かった
思いを寄せあった一夜であったが そこに真情はどれほどあったか」
といったぐらいでしょう

by zuoteng_jin | 2012-09-08 13:59 | NEX-7 | Comments(5)
Commented by shijing_haozhao at 2012-09-09 18:53 x
北京の写真を見せていただきながら、あれこれまだ行ったことのない中国に思いを馳せているのですが、そういえば昔、中国語の授業で、北京のなんちゃら、という教科書で教えていただきました。北京の観光ガイド、歴史散策のような内容だったと思います。題名が思い出せません。さっき本棚をちょっと探してみたのですが見つかりませんでした。どこかにはあるはずなんですが。うーむ。
花神廟の落書きや地下鉄の改札口、エスカレーター、バスの車内なんかは、あの教科書のムードとずいぶん違うような気がしますが、天壇公園の回廊のポーカーや象棋に興じる人の顔は、あの教科書のムードなのかなぁ、と思ったりしています。
Commented by zuoteng_jin at 2012-09-09 21:53
shijing同学、コメント多謝!
北京のなんちゃらは「北京的故事」かもしれません。ちょうど当方が北京にいたころ、shijingさんたちが高学年で、帰国してからこの本をコピーして授業に使った覚えがあります。あの本はそもそも懐古的な内容でしたから、今の北京のムードとはかなり違いますね。ベンツ・BMW・Audiなどのセダンを、下駄のように乗り回すのが今の北京です。そんなふうに変わった北京に対して、ご同慶の至りだと思うべきなのでしょうが、少し寂しいことは確かです。
Commented by shijing_haozhao at 2012-09-10 02:16 x
そうでした。北京的故事!
クリーム色の表紙でした。
Commented by zuoteng_jin at 2012-09-10 06:26
表紙付き? コピーじゃなくて、本? う~ん、では《北京的伝説》かも知れません。
Commented by shijing_haozhao at 2012-09-10 17:53 x
ええ、表紙つきの本でした。クリーム色ッポイと思っていましたが、ひょっとすると緑色っぽかったかもしれません(笑)。
先生が北京にいらした時には、私達は卒業していました。私は就職して一人暮らしをしており、北京の先生へ手紙を出したところ、先生から「ホテルのフロントで私の手紙を受取って、すぐに読み、部屋に戻って再読、トイレにいってから三読、・・・」というお返事をいただきました。
『北京的伝説』と言われれば、そうかもしれないと思ってしまうところが、いかにも不出来の学生で申し訳ありません。
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